ひもとき ― 動きでわかる AI・IT / 第9回

指示の「型」 ― 同じAIでも、頼み方で結果が変わる

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例: 取引先へ「納期が3日遅れる」ことを連絡するメールを生成AIに書かせる
1 一言で頼む
2 AIが前提を推測で埋める
3 直しの往復
↺ 4往復・約20分
人の指示
メール書いて
前提はひとつも書いていない
人の差し戻し
生成AIの中身
足りない前提を推測で埋める
書かれていないことは、AIが勝手に決めて進める
誰に? ?推測: 社内向け
目的は? ?推測: 進捗報告
トーンは? ?推測: カジュアル
推測がズレるたびに、人が言葉で直すことになる
出力(冒頭だけ)
直しの往復
0 往復
前提を1つずつ、人が言葉で足していく
往復ごとに消えていく時間
1往復+5分
2往復+10分
3往復+15分
4往復+20分
約20分・まだ完成していない
例: 同じ依頼を「役割・形式・トーン」の型で渡す
1 役割を渡す
2 形式を指定する
3 トーンを指定する
↺ 型は使い回せる
人が渡す「型」
【役割】
あなたは製造業の営業事務。取引先に納期遅延を連絡する
【形式】
1お詫び 2遅延の理由 3新しい納期と代替案 4結び
300字以内
【トーン】
丁寧。言い訳をしない
状況メモ: 部品Xの納期が3日遅れる。8/25→8/28
出力(1回目)
1お詫び このたびは納期の変更となり、申し訳ありません。
2理由 部品Xの入荷が遅れ、組立の着手が後ろにずれました。
3新納期 新しい納期は8月28日です。8月25日に一部を先行納品することもできます。
4結び ご迷惑をおかけします。進捗は随時ご報告します。
人の作業は、事実確認と微修正だけ ― 1往復・約3分
型は使い回せる
担当者が変わっても
案件が変わっても
ツールが変わっても
渡すのは同じ型 ― ツールは入れ替わっても、この型は変わらない
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