#34分

三日坊主を責める前に、環境を変える

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三日坊主を責める前に、環境を変える

三日坊主を責める前に、環境を変える

お菓子が、目の前にある。

つい、手が伸びる。


意志が弱いから、だろうか。


たぶん、違う。

そこに、あったからだ。


引き出しの奥にしまってあれば、

きっと、食べなかった。


行動は、意志より環境に従う

私たちは、自分で選んで動いていると思っている。


でも、実際はどうだろう。


手の届く場所にあるものを、手に取る。

目に入るものを、気にする。

近くにあるものを、選ぶ。


意志で選ぶ前に、環境が、選択肢を決めている。


同じ人が、コンビニの隣に住めば間食が増え、

公園の隣に住めば散歩が増える。


人が変わったわけではない。

環境が、変わっただけだ。


誘惑は、遠ざける

だとしたら、やることは、はっきりしている。


やめたい行動は、遠ざける。


スマホを見すぎるなら、別の部屋で充電する。

夜食が多いなら、買い置きをやめる。


意志で我慢するのではない。

我慢する必要が、ない状態にする。


一番強い自制心とは、

そもそも、こらえる場面を作らないことだ。


見えなければ、欲しくならない。

遠ければ、取りに行かない。


望む行動は、摩擦を減らす

逆も、また同じだ。


続けたい行動は、近づける。

やりやすく、しておく。


朝、走りたいなら、前の夜に、枕元にウェアを置く。


本を読みたいなら、机の真ん中に、一冊だけ開いておく。


たったそれだけで、一歩目の重さが変わる。


行動と自分の間にある、小さな手間。

それを、私は「摩擦」と呼びたい。


摩擦が大きいと、意志が要る。

摩擦が小さいと、意志は、いらない。


意志を鍛えるより、環境を変える

続かないとき、私たちは自分を変えようとする。


もっと強く。もっとストイックに。


でも、自分を変えるのは、難しい。

環境を変えるほうが、ずっと、やさしい。


意志は、見えない。鍛えたか、わからない。

環境は、見える。動かせば、変わる。


三日坊主を責める前に。

まず、机の上を、変えてみる。


ここまでの気づき

  • 目の前のお菓子に手が伸びるのは、意志が弱いからではなく、そこにあったから。行動は意志より環境に従う
  • やめたい行動は遠ざけ、続けたい行動は近づける。一番強い自制心は、こらえる場面を最初から作らないこと
  • 行動と自分の間の「摩擦」を減らせば、意志はいらなくなる。自分を変えるより、環境を変えるほうがやさしい

明日へ

環境を変えると、行動が軽くなる。


では、続く仕組みは、具体的にどう作るのか。


明日は、頑張らなくても回る、その設計図を描いてみたい。