#25分

「やりがい」は与えられない

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第2回: 「やりがい」は与えられない

「やりがいのある仕事がしたい」

転職サイトを開く。

検索窓に「やりがい」と打つ。

「やりがいを感じられる職場です」

「社会貢献度の高い仕事です」

「成長できる環境があります」

魅力的な言葉が並ぶ。

ここなら、満たされるかもしれない。

そう思って、転職する。

あなたにも、そんな経験があるだろうか。


転職しても満たされない

転職した。

新しい会社、新しい仕事。

最初は新鮮だった。

覚えることがたくさんあった。

忙しかった。

でも、充実していた。

「転職してよかった」

そう思った。


半年後。

慣れてきた。

仕事がルーティンになってきた。

あれ。

あの充実感は、どこに行ったのだろう。


1年後。

また、同じ感覚。

満たされない。

なぜこの仕事をしているのか、わからない。

転職前と、同じだ。

何も変わっていない。


「やりがい」は外から来ると思っていた

なぜ、こうなるのだろう。

もしかすると、「やりがい」は外から来ると思っていたからかもしれない。

会社が与えてくれる。

仕事が与えてくれる。

上司が与えてくれる。

環境が与えてくれる。

そう思っていた。

だから、環境を変えた。

転職した。

でも、変わらなかった。


外から与えられる「やりがい」の特徴

外から与えられる「やりがい」には、特徴があるのかもしれない。

最初は新鮮。

新しい仕事、新しい環境。

刺激がある。

学ぶことがある。

成長を感じる。

半年で慣れる。

仕事を覚える。

ルーティンになる。

刺激が減る。

1年で飽きる。

同じことの繰り返し。

成長を感じなくなる。

「また同じか」と思う。

これが、外から与えられる「やりがい」の寿命なのかもしれない。

長くて2年。

短ければ半年。

そして、また転職を考え始める。


やりがい搾取という言葉

「やりがい搾取」という言葉がある。

「やりがいがあるからいいでしょ」

「社会貢献できるからいいでしょ」

「成長できるからいいでしょ」

そう言って、低賃金で働かせる。

長時間労働させる。

やりがいを人質にする。


なぜ、やりがい搾取が成立するのだろう。

それは、「やりがい」を外から与えられるものだと思っているからかもしれない。

会社が「やりがいがありますよ」と言う。

労働者は「じゃあ頑張ります」と言う。

でも、その「やりがい」は誰のものだろう。

会社が定義した「やりがい」だ。

会社にとって都合のいい「やりがい」だ。

自分の「やりがい」じゃない。

だから、搾取される。


他人の使命を生きている

やりがい搾取の本質は何だろう。

もしかすると、他人の使命を生きていることなのかもしれない。

会社には、会社の使命がある。

「社会に貢献する」

「顧客に価値を届ける」

「業界を変革する」

立派な使命だ。

でも、それは会社の使命だ。

あなたの使命じゃない。

会社の使命に共感することはできる。

でも、それだけでは満たされない。

なぜなら、借り物だから。

自分の使命じゃないから。


やりがいは与えられるものじゃない

ここまで考えて、気づくことがある。

やりがいは、与えられるものじゃないのかもしれない。

会社が与えるものじゃない。

仕事が与えるものじゃない。

上司が与えるものじゃない。

環境が与えるものじゃない。

じゃあ、どこにあるのだろう。


やりがいは「見つける」もの

やりがいは、外から与えられるものじゃない。

自分の中から見つけるものなのかもしれない。

自分の中にある何かを、発見する。

それが、やりがいの正体なのかもしれない。

では、どこを探せばいいのだろう。

その話は、明日してみたい。


ここまでの気づき

  • 外から与えられる「やりがい」は長続きしない
  • やりがい搾取の正体は「他人の使命を生きること」かもしれない
  • やりがいは与えられるものではなく、見つけるもの

明日へ

やりがいは自分の中にある。

じゃあ、どこを探せばいいのだろう。

答えは、「過去の自分」にあるのかもしれない。

明日、その話をしてみたい。